本に書かれていた核の現実はあらゆる意味で自分の想像をはるかに超えていた。
それ以後、世界が変わって見えた気がしたものです。
自分が住んでいる日本は平和で安全な世界とは程遠い場所だったことが分かったショックΣ(゚Д゚ υ) !! 国家の政治・経済体制を問わない核の秘密主義と事故の隠蔽体質、暗躍するIAEAやICRPなどの国際的な核機関、日本全国に存在する原発はいつ大事故を起こしても不思議ではないこと。
当時、周りの人間で反応したのは同じ研究室の二人でした。3人で本を色々読んで、こんなことが書いてあったとかあ~だ、こ~だ情報交換をしていました。
市民科学者という言い回しがとても新鮮だった会ったこともない高木さんのことを高木仁三郎大先生とか呼んでいましたっけ。
そして核ではなかったけれど石牟礼道子さんの「苦海浄土」を読んで、自分が学んでいた工学という学問が便利と引換えに何を世の中にもたらす可能性があるかを考え始めると、就職活動に身が入らなくなってしまい、結局考えがまとまらないまま大学院に進学することにしました。
その間にも小さな原発事故は起こっていましたが、いつも2~3行のベタ記事で決まり文句の〝健康に影響はありません"と記されていました。
しかし原子力資料情報室の通信にはこの事故がどんな事態を引き起こす怖れがあったのかが詳細に書かれていて、だんだん主流メディアに流れている情報は信じられなくなってきました。

